□チェーン展開の目的がFC事業そのもののようだ※1
□加盟金が今後値上されるといわれた※2
□本部にとってのマイナス情報の説明がほとんどない
□撤退店舗が新規出店店舗の3分の1以上ある
□契約更新率が60%以下である※3
□加盟説明会に「さくら」らしい参加者がいた
□開発担当者がしばしば代る
□複数店舗オーナーの割合が全オーナーの3分の1以下である※4
□中途解約、違約金に関する説明がない
□契約書を提示される日が加盟契約を交わす予定日である※5
□売上低迷など不振店となった場合の対策が確立させていない
□2チャンネルなどのサイトで本部批判が増加している
□法定開示書面がない又は必要事項が網羅されていない※6
□求めがなければ契約書の読み合わせは行わない
□本部の経営トップの経歴にあいまいなところがある※7
□チェーンの規模の割に派手な加盟説明会が開催されている
□本部の財務体質に問題がある
□資金があれば加盟したい人はだれでも加盟できる
□本部社員の定着率が悪い
□開発担当者は営業マンのような雰囲気だ
□本部推薦以外の加盟店店舗への訪問を是認しない
□ある程度の規模なのにJFAの正会員になっていない
□「儲かる」との説明があった
□加盟店に対するリスク説明をしない
□店舗物件が確定する前にフランチャイズ契約を交わす※8
※1 フランチャイズ展開をする目的は、本部が加盟者の経営資源(資金や人材など)を利用して本部の独力ではできない多店舗化を実現して規模のメリットを享受することにあります。ところが、フランチャイズという商品を売ることつまり加盟金やロイヤリティを受け取ることを目的としているふらちなチェーンがあります。
※2 言い換えれば「今がチャンス」といって加盟をせかしているわけです。つまり、じっくり検討する時間を与えないということに他なりません。こうしたチェーンは悪徳チェーンである可能性が高いでしょう。
※3 フランチャイズ契約は一定の期間で契約が満了します。ほとんどのチェーンは契約の更新料を取りません。加盟者が加盟者であることに満足していれば、契約を更新するはずです。何らかの理由があるから、契約を更新しないわけです。
※4 フランチャイズ加盟して業績が良く儲かれば、加盟者は同じチェーンの店をもう一店舗出店しようと考えるはずです。複数店舗オーナーがたくさんいるチェーンは良いチェーンと言えるでしょう。
※5 フランチャイズ契約書は文字数も多く、難解な文言がたくさんあります。まともな本部は事前にフランチャイズ契約書を加盟希望者に渡して熟読する期間を与えます。
※6 法定開示書面は加盟者が契約の前に、本部企業の概要やフランチャイズ契約の重要部分に関する情報を得るための超大切な書類であり、本部の義務でもあります。法定開示書面がない又は重要部分が欠落しているというようのチェーンは言語道断です。
※7 過去に詐欺まがいのフランチャイズに関わり、味をしめてまたぞろ一儲けを企む輩は後を絶ちません。TOPの経歴はしっかり確認しましょう。
※8 フランチャイズ契約は出店する店舗物件が確定してから締結するのが大原則です。店舗ビジネスのフランチャイズの場合、物件確定前に契約を交わすことは問題があります。
15以上 | 絶対に加盟してはいけないチェーンです。今すぐ、交渉を中止しましょう。当該チェーンは悪徳チェーンである可能性が高いでしょう。 |
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10以上15未満 | 加盟するべきではありません。かなり問題があるチェーンであることは間違いありません。 |
5以上10未満 | チェックの入った項目を開発担当者に質問してください。納得できる回答があれば、さらに情報収集を続けてください。 |
5未満 | 前向きに検討してよいでしょう。ただし、理想はチェック項目がゼロであることです。開発担当者にもらさず説明を求めてください。 |
※どちらか判断できないチェックなし項目が5項目以上ある場合、あなたの当該チェーン本部に対する情報収集が不足しているか、独立した事業者に必要な経営知識が足りません。さらに情報収集を進めるとともに経営者として必要知識の習得に努める必要があります。加盟するかの判断はそれ以降の課題です。